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私立大学の奨学金について

2022.12.01

奨学金イメージ画像

こんにちは。仙台の独立系ファイナンシャルアドバイザー法人、株式会社レバークです。
FP目線でお役立ち情報を月1回配信させていただくコラムの今回のテーマは『私立大学の奨学金について』です。5回目は小野が担当させていただきます。

今年もあっという間に師走となりました。ついこの前年賀状を書いたと感じるのは私だけでしょうか。1月には大学入試センター試験が始まり、受験シーズン本番を迎えます。高校受験の娘を抱える我が家も大学入試センター試験は無いものの、どこか落ち着かなくソワソワした日々を過ごしております。
受験生の皆さんが自身の夢・将来の為に十分な準備をし、当日はこれまでの成果が発揮できることを祈るばかりです。

<奨学金で学費負担の軽減を>
大学の奨学金は、大学に入ってみなければ奨学金を受けられるか分からない、というイメージをお持ちではないでしょうか。実は一部の私立大学では入学前に予約できる奨学金制度があり、既に2023年度の予約を受け付けている大学もあるのです。

私立大学には独自の奨学金制度があります。1回限り数万円の奨学金から100万円以上を4年生まで給付する特待生というものまで、様々な種類があります。入学してから自分の大学には多くの奨学金があることを知り驚いたという声もお聞きします。

大学費用全てを親御様が負担しようと考えると、学費で概ね100万円×4年=400万円。さらに入学金、仕送りなども含めれば総額は1,000万円にも及ぶといわれる出費です。
給付型の奨学金は返済の必要が無く学費負担が軽減されるものですので、利用できるものは積極的に活用したいですね。

<入学前予約奨学金>
受験校選びの早い段階でチェックしておきたいものが入学前予約奨学金です。
指定された期間に申し込むと、受験前に採用結果が分かり、採用候補者となった学生が入学試験に合格すると入学後に奨学金を受けられます。

申請資格は大学により異なります。一般的には世帯年収や、高校での平均評定を条件とする大学が多く(明治大学「おお明治奨学金」、近畿大学「入学前予約採用型給付奨学金」など)、それに加えて出身地を首都圏以外に限定する大学(早稲田大学「めざせ!都の西北奨学金」、明治学院大学「白金の丘奨学金」など)や、出身地によって給付金額が異なるユニークな奨学金(神奈川大学「予約型奨学金」など)もあります。

受付期間は大学によって異なり、7月に受付を開始している大学もあるので機会を逃さないように志望校の情報収集を心がけましょう。もしかすると既に日本学生支援機構の予約採用に申し込みを済ませた方もいらっしゃるかと思いますが、基本的に日本学生支援機構では他団体奨学金との併用を認めています。(*)
また、事前に予約採用に申し込み採用候補生となってから辞退をしても、ペナルティはありません。

<まずは志望校や自治体で探してみましょう>
これから奨学金を探すのであれば、まずは志望校と住んでいる自治体から探してみましょう。志望校のパンフレットやホームページには、その学生が使える奨学金が紹介されており、自治体独自の奨学金も自治体ホームページなどで紹介されています。
また、日本学生支援機構のホームページでは、地域や専攻分野、貸与(返済の必要あり)や給付(返済不要)などの条件に合った奨学金を検索可能です。

*:他団体奨学金が日本学生支援機構やその他奨学金との併用を認めない場合があります。

以上、今年も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
来年も皆様にお役に立てる情報をお届けして参ります。引き続き宜しくお願いいたします。

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