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新型コロナウイルス、5類移行で何がどう変わる?

2023.06.08

新型コロナウイルス5類移行のイメージ画像

仙台の独立系ファイナンシャルアドバイザー法人、株式会社レバークの大竹です。
月1回のコラム発信、今回のテーマは【新型コロナ5類移行】についてです。

2023年5月8日から感染症法上の位置づけが「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」へ移行しました。
行政による外出自粛要請などの措置が取られなくなる一方で、医療体制や感染対策の考え方が大きく変わります。

今回の移行によって私たちの生活にどう影響するか、自分や家族に感染してしまった場合はどのように対応したら良いのかを詳しく解説します。

新型コロナウイルスの検査は原則「自己負担」に
検査を医療機関で行う場合でも、検査キットを使用する場合でも、自己負担で行うことになります。民間検査所で行われていたPCR検査も有料になりました。
厚生労働省によると、初診で検査を受けた場合、初診料なども含んだ検査の自己負担は以下のようになるようです。

◆抗原検査の場合
窓口負担3割 2,271円
窓口負担1割  757円

◆PCR検査の場合
窓口負担3割 3,489円
窓口負担1割 1,163円

新型コロナウイルスにかかわる医療費の自己負担額は?
外来:他の病気と同様に3割の自己負担
入院:医療費や食事代は自己負担
   (※9月末まで高額療養費制度の自己負担限度額から2万円を減額する措置が適用されます)
治療薬:9月末まで公費負担

療養期間、外出自粛はどう変わる?
療養している間に外出を控えるかどうかは、個人の判断に委ねられることになります。
厚生労働省では判断の参考に、推奨されていることとして以下の2つを示しています。

◆発症の翌日から5日間は外出を控えること
◆症状が軽くなってから24時間程度は外出を控えること

そのうえで、10日間が経過するまではウイルスを排出する可能性があることから、マスクの着用や高齢者との接触は控えることなど、周囲の人への配慮を求められます。

民間保険の新型コロナウイルスに対する給付金支払いは?
「みなし入院」とは、新型コロナウイルスに感染し、宿泊療養・自宅療養をするケースを言います。
2023年5月8日以降に同感染症と診断された場合の「みなし入院」の取り扱いは、各社保険会社で終了となりました。
なお、2023年5月7日までに同感染症と診断され、「みなし入院」の対象となる方は、同年5月8日以降もご請求いただけます。

また、同感染症と診断され、各保険会社約款に定める定義に該当する入院をされた場合は、同年5月8日以降も給付金お支払いの対象となります。
詳細につきましては、担当者もしくは各保険会社にお問い合わせください。

新型コロナウイルスによる療養中の相談先や証明等
現在はコロナ陽性の発生届は不要になり、健康観察も行われなくなります。
療養中に症状に不安がある場合は近くの医療機関を受診するか、都道府県が引き続き設ける24時間対応の相談窓口に相談すると良いでしょう。
保健所での感染証明書も発行されないため、感染の証明が必要な場合は医療機関で発行される診断書を活用しましょう。

「5類」以降による感染対策の変化
新型コロナが「5類」に移行したことで、これまで行われてきた緊急事態宣言などの行動制限や入院勧告・指示、それに感染者や濃厚接触者の外出自粛要請はできなくなりました。
マスクの着用は3月13日から個人の判断に委ねられていますが、重症化リスクの高い高齢者などへの感染を防ぐため、厚生労働省は以下の状況では着用を呼びかけています。

◆医療機関を受診する時
◆重症化リスクの高い人が多い医療機関や高齢者施設などを訪問する時
◆通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバスに乗る時

基本的には自己判断に委ねられるため、周囲の状況に合わせて臨機応変な対応が必要ですね。

新型コロナウイルスのワクチン接種は継続
厚生労働省では無料でのワクチン接種を2023年度も継続し、重症化リスクの高い人などは年2回の接種を行うほか、重症化リスクの高くない人も年1回の接種を行う方針です。
5月8日から高齢者や基礎疾患のある人のほか、医療従事者や介護従事者などを対象に、最新オミクロン株対応のワクチンが接種できるようになっています。
9月からは重症化リスクの高い人を対象に2023年度2回目の接種が開始されるほか、重症化リスクの高くない5歳以上の人の1回目の接種も開始されます。

コロナが「5類」に移行したからと言って、リスクが低くなっているわけでもありません。インフルエンザ同様に上手く付き合っていきましょうとの意味合いが強い移行だと感じております。
これからまた増加傾向になる可能性があるといわれておりますが、今後は今まで以上に自分の身は自分で守る他ありません。
重症化リスクが高い人やそのご家族は特に情報収集をしながら、ワクチン等の感染予防策を上手く活用しつつ、感染対策をしていきましょう。

レバークでは、コロナ「5類」移行をきっかけに、現在ご加入の医療保険などの見直しをおすすめしております。
現時点の保障の不足分だけでなく、必要以上の保障が付いている場合は、保障を減らすご提案も行なっております。
自己判断で解約などをする前に、ぜひ一度、ご相談ください!

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