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宮城の残暑を乗り切る!子ども・高齢者など世代別の熱中症対策と初期症状

2025.09.02


みなさま、こんにちは。独立系ファイナンシャルアドバイザー法人、株式会社Revarc代表の菅野正人です。今回で第37回目のコラムとなりました。いつもお読みいただいている方、そして初めて訪れてくださった方も、本当にありがとうございます。

 
宮城の残暑と熱中症リスク
9月に入っても全国的に30℃を超える日が続き、湿度の高さから体感温度が下がらず、宮城県でも連日のように熱中症搬送者数が報道されています。

実際に今年は「過去最多レベルでの搬送件数」と報じられる地域もあり、子どもから高齢者まで幅広い世代に影響が広がっています。熱中症は「炎天下の屋外」だけでなく「室内」でも発生します。特に高齢者はエアコンを使わずに過ごした結果、体調を崩すケースが増えています。いまや熱中症は、誰にでも起こり得る命に関わる脅威です。真夏だけでなく、夏の疲れが残る残暑の時期こそ、警戒すべき身近なリスクといえるでしょう。

 
そもそも熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境で体温調節機能が乱れ、体内の水分や塩分バランスが崩れることで起こる健康障害の総称です。

・軽度の症状:めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、手足のしびれ
・中度の症状:強い倦怠感、吐き気や嘔吐、筋肉のけいれん
・重度の症状:意識障害、けいれん、歩行困難、救急搬送が必要なレベル

特に怖いのは「進行の速さ」です。朝は元気でも、昼過ぎに急に意識がもうろうとすることもあります。正しく理解し、早めの対策を取ることが命を守る第一歩です。

 
世代別の注意点と予防

子ども(乳幼児~学生)
■注意点:
体温調節機能が未発達で、地面に近いため照り返しの熱を強く受ける。遊びに夢中になると水分補給を忘れがち。

■予防方法:
・水筒に水だけでなく「経口補水液」を準備
・外出時は帽子や日傘を必ず使用
・指導者や保護者が「時間を決めて水分補給」を促す
・室内でもエアコンを適切に使用

 
働く世代(20代〜50代)
■注意点:
健康に自信があり「自分は大丈夫」と過信しがち。外回りや現場作業などで長時間の外活動も多い。

■予防方法:
・屋外活動時は「1時間に1回は休憩+水分補給」
・室内でも28℃以下を目安にエアコンを利用
・睡眠・栄養管理を重視(朝食を抜かない
・冷却タオルやネッククーラーなどのグッズを活用

 
高齢者(60代以上)
■注意点:
のどの渇きを感じにくく、体温調節も低下。持病や服薬でさらにリスク増。

■予防方法:
・室内に温度計・湿度計を置き、数値で確認
・のどが渇いていなくても、「時間を決めて水を飲む」
家族や周囲が声をかけて水分補給を促す
・扇風機とエアコンを併用して効率的に冷やす

 
熱中症のサインに気づく

自分で気づける症状
・軽度:立ちくらみ、めまい、手足のしびれ、だるさ
・中度:頭痛、吐き気、異常な疲労感、筋肉のけいれん
・重度:意識がもうろう、会話が成り立たない、歩行困難
⇒特に「頭痛+吐き気」は重症化のサインです。

 
周囲が気づける症状
・顔色が赤く火照っている or 逆に青白い
・汗が極端に多い or まったく出ていない
・言動が鈍い、呼びかけに反応が遅い
・ふらついて転びそうになっている
⇒本人が「大丈夫」と言っても安心せず、上記の症状がみられた場合は適切な対応を取りましょう。周囲の判断が命を救うこともあります。

 
◆リスクチェックリスト(環境省推奨)
□高温多湿の環境に長時間いた
□2時間以上水分をとっていない
□強い日差しの下に30分以上いた
□寝不足や体調不良がある
2つ以上当てはまれば「熱中症リスクあり」と考え、早めの休憩と水分補給をしましょう。

 
熱中症になってしまった時の対応

自分がなった場合の対応
1. 涼しい場所へ移動
2. 衣服を緩める
3. 首・わき・足の付け根を冷やす
4. 経口補水液などで水分・塩分を補給
5. 改善が見られなければ医療機関へ

周囲の人がなった場合の対応
・意識がある場合:水分を少しずつ与え、体を冷やす
・意識がもうろう or ない場合:すぐに119番通報し、回復体位で救急車を待つ

 
子どもと高齢者の場合は特に素早い判断を!

・子ども
脱水が急速に進むため「様子を見る」は禁物。ぐったりして呼びかけに反応が鈍い場合は即救急搬送対象です。

・高齢者
体調の不調を「年齢のせい」と思い込み、見過ごしてしまうことがあります。周囲が早めに異変に気づき、声をかけたり素早く医療機関へつなげることが命を守るポイントです。

 
熱中症にも保険が使える?

なるべく熱中症にならないように対策を充分に取ることは非常に大切ですが、万一の際の備えも重要です。損害保険には、熱中症に対応できる特約がついているケースがあることをご存じでしょうか?「自分の保険で補償されるの?」と気になった方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 
熱中症は「特別な人だけがかかる病気」ではありません。子どもも大人も高齢者も、誰でもなる可能性があります。ただし正しい知識と日常の工夫で、ほとんどの熱中症は予防できます。必要以上におびえる必要はありませんが、「正しく恐れ、しっかり備える」ことが大切です。残暑の宮城を安全に乗り切るために、今回の内容をぜひ生活に活かしていただければ幸いです。

地元仙台のお金のプロである株式会社レバークでは、家計の見直し、保険や資産形成のアドバイスを、中立な立場でサポートしています。熱中症に対応している保険プランの選定や今入っている保険を見直したい方は、ぜひ一度プロにご相談ください。

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