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今さら聞けない…ふるさと納税とは?

2022.08.01

ふるさと納税画像

いつも大変お世話になっております。
この度、弊社では月1回発信のコラムをスタートし、皆様へFP目線でのお役立ち情報をお届けさせて頂くこととなりました。お付き合いのほど宜しくお願い致します。

今回のテーマは『ふるさと納税』です。1回目は小野が担当させて頂きます。

ふるさと納税は2008年に創設された制度です。既にご存じの方も多くいらっしゃるかもしれませんが、普段ご相談者様との面談をしておりますと、意外に『やったことがない』『内容がよく分からない』『もっと早くやってれば良かった』との声もよくお聞きしますので、今回のテーマとさせて頂きました。
給料がなかなか上がらないのに、食料品などを始めとした生活用品の値上げラッシュが続いている状況ですので、日々の家計をやりくりするための一助となれば幸いです。

<ふるさと納税とは>
日本では、生まれ育った地元で教育や医療などの公的サービスの恩恵を受けて育った後、大学進学や就職を機に都会に移り住む方が多くいます。
言い換えれば、社会人となりいざ納税することで社会に貢献する時期になると、地元には人が残らず都会に集まってしまうことが問題とされています。その『地元の人口減少に伴う税収減に悩む自治体を救う仕組みとして生まれた』のです。
一方で、その『納税』というネーミングから、『これ以上税金は払いたくない』『生まれてから一度も地元を離れて暮らしたことがないから、私は対象外なのでは?』という声をよく耳にします。
ふるさと納税は、ご自身の年収に応じて支払う所得税や住民税(ワンストップ特例制度を利用する場合は住民税)の一部を、欲しい返礼品がある自治体や生まれ育った自治体、さらには災害などで支援したい自治体などへ先払いで支払うことで、2,000円を除いた残額が翌年の税金と相殺される制度です。
分かりやすく言い換えると、来年の税金の一部を今年自分の意思で先払いすると、魅力的な返礼品を受け取れたり、災害支援などのお役に立てるという大変お得な制度なのです。何もしなければ、黙って徴収される税金ですので、一部であっても自身の意思を伝えていきたいですね。
我が家もこの制度のお陰でお米を買うことが無くなりました。スーパーで買うお米10kgが税込4,000円と仮定すると、年間消費量が約120kgですので、4,000円×12袋=48,000円相当の食費の節約につながっています。

<ふるさと納税のやりかた>
◆STEP 1
自身の上限額を以下サイトなどで試算する。(詳細を計算するには源泉徴収票が必要です。)
ふるさとチョイス(https://www.furusato-tax.jp
さとふる(https://www.satofull.jp
楽天ふるさと納税(https://event.rakuten.co.jp/furusato/

◆STEP2
上限額の範囲内でお好きなものを選び(お時間がない方はサイト内のランキングを見ると、コスパの良いもの、旬なものを短時間で検索できます。)寄付をする。
その際にご自身で確定申告をするのが面倒な方は5自治体に抑え、ワンストップ特例制度を利用すると便利です。(一部対象外となる方もいます。)

◆STEP3
ワンストップ特例制度を利用する場合は、お手元に届いた書類に署名などをして、翌年1月10日を期限に返送要。確定申告をする場合は寄付証明書をまとめて翌年2月15日~3月15日に確定申告を行う。(やりかたは税務署でも丁寧に教えて頂けます。)

良くある注意点としては、以下が挙げられます。
①ご主人名義で行うはずだったふるさと納税を、妻(扶養内で働いているなど)名義のクレジットカードで決済をしてしまった。
②年末に駆け込みでふるさと納税をしてしまい、届いた生鮮品が冷蔵庫に入らない。もしくは一度にまとめて決済することで、翌月の生活費を圧迫してしまった。

以上となります。最後までお付き合い頂き有難うございました。
文字数などの問題でお伝えしきれなかったふるさと納税の魅力の数々は弊社(小野)、もしくは担当者までご遠慮なくお問合せ下さい。
まだまだ暑い日が続きます。今月もくれぐれもお身体ご自愛くださいませ。

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