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冬の高熱費は加湿器で節約!――選び方や種類別のポイントを解説

2025.11.01

みなさま、いつも大変お世話になっております。お金と生活のお役立ち情報を月1回発信させていただくコラム、第39回となる今回は、仙台の独立系ファイナンシャルアドバイザー法人、株式会社レバークの高野が担当いたします。

冬になると気温が下がり、暖房に頼る時間が長くなりますよね。気づけば電気代やガス代が高騰して、家計への負担もジワジワと…。
さらに空気の乾燥が進み、喉や肌のトラブル、風邪やウイルスのリスクも増える季節です。そんな冬の「乾燥」と「光熱費」の対策として、今こそ加湿器に注目してみませんか?実は、適切な加湿をすることで暖房効率も上がり、結果として光熱費の節約にもつながるんです。

 
なぜ加湿器が高熱費対策になるの?

空気が乾燥していると、体感温度が下がる傾向にあります。例えば、湿度が40%と60%では、同じ室温でも「寒い」と感じる度合いが変わることをご存知でしょうか?
湿度を適切に保つことで、暖房の設定温度を1〜2℃下げても快適に過ごせる可能性があります。つまり、「加湿=省エネ暖房」につながるのです。

 
各タイプの加湿器とその特徴

気化式(自然気化+送風)
水を含ませたフィルターに風を当てて加湿
【メリット】 電気代が安く、安全性が高い(加熱しない)
【デメリット】 加湿力がやや弱く、気温が低いと効果が出にくい
【おすすめ】 子どもやペットがいる家庭、ナチュラル志向の方

超音波式
超音波で水を霧状にして放出
【メリット】 コンパクト&静音、価格も手頃
【デメリット】 水に含まれる雑菌やミネラルも一緒に放出されるため、こまめな手入れが必須
【おすすめ】 デスク周りや寝室用のサブ加湿器として

スチーム式(加熱式)
水を加熱して蒸気として放出
【メリット】 加湿力が非常に高く、雑菌の心配が少ない
【デメリット】 消費電力が高く、やけどのリスクがある
【おすすめ】 リビングなど広い空間向け、健康面を重視したい家庭

ハイブリッド式(気化式+加熱 or 超音波+ヒーター)
上記の複数の仕組みを組み合わせて効率よく加湿
【メリット】 バランスが良く、高性能
【デメリット】 本体価格が高め、手入れの手間もやや多い
【おすすめ】 予算に余裕があり、高性能モデルを求めるご家庭

気化式圧倒的な省エネ性。ファンを回すだけなので消費電力が非常に少なく、長時間使っても電気代を気にせず安心です。
超音波式は低消費電力ながら、清掃を怠ると雑菌が拡散されるリスクがあるため、手入れが苦にならない人向けです。
スチーム式は加湿パワーが強い反面、電気ポットのようにお湯を沸かすため電力を大きく消費します。寒冷地や、乾燥が特に気になる時期にスポットで使うのがおすすめです。
ハイブリッド式価格・性能・電力消費のバランスが取れているものの、やや高級志向。広めのリビングやオールシーズンで使う家庭に向いています。

 
家庭での使い方アドバイス

• 一日中つけっぱなしにせず、就寝前の数時間だけ使うだけでも効果があります。
• 湿度計(湿度センサー)付き加湿器やサーキュレーターとの併用で効率UP。
• 必要な部屋だけに絞って加湿することで、電気代を無駄にしない工夫も試してみましょう。

 
家庭に合わせた選び方ポイント

• 小さなお子様や高齢者がいる家庭
 ⇒ 安全性の高い「気化式」や、雑菌対策に優れた「スチーム式」

• 家計の節約を意識したい家庭
 ⇒ 省エネ重視の「気化式」や、加湿効率の良い「ハイブリッド式」

• 加湿だけでなくインテリア性も重視
 ⇒ デザイン豊富な「超音波式」

まとめ
加湿器は、単に乾燥を防ぐだけではありません。選び方次第で、健康面の安心や光熱費の削減にもつながる「冬の必需品」です。家族構成やライフスタイルに合わせて、ぜひぴったりの1台を見つけてみてくださいね。

この冬は、「暖房を強くする前に、湿度を見直す」。そんな視点を取り入れて、快適で経済的な冬の暮らしをはじめましょう。

地元仙台のお金のプロである株式会社レバークでは、家計の見直しや効率的な貯蓄の方法、保険やライフスタイルに合った資産形成のアドバイスを、中立的な立場からサポートしています。生活の快適度を向上させるためには、どこから手をつけたら良いか分からないという方も、ぜひ一度プロのファイナンシャルプランナーにご相談ください。

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