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夏の電気代、怖くない!エアコン節約術

2025.07.04

エアコンの写真

皆さま、いつも大変お世話になっております。
FP目線でお役立ち情報を月1回発信させていただくコラム、第35回となる今回は、仙台の独立系ファイナンシャルアドバイザー法人、株式会社レバークの大竹が担当いたします。

毎日天気予報を見ると、最高温度32℃、31℃、30℃、32℃…今日もまた暑いのか、と思う日々です。
「また電気代が上がってる…」「でも、子どももいるしエアコンなしは無理!」
――そんなお悩みがご相談いただくご家庭から毎年聞こえてきます。ただ我慢の節約って、つらいですよね。熱中症になって体調を崩しては元も子もありません。我慢せずに電気代を抑える方法を確認しておきましょう!

 
1.冷房と除湿、どっちがおトク?正解は「状況による」!
「ドライ(除湿)って冷房より電気代安いって聞くけど…?」実はこれ、エアコンの「方式」によって逆転するんです。

●冷房モードとは
冷たい空気を出し、温度を下げる。

●除湿モード(ドライ)とは
湿度を下げるが、空気を冷やす仕組みは機種により異なる。

◆電気代の比較(1時間あたりの目安)

機能 消費電力 電気代(1時間)
冷房(6畳・設定26℃) 約500W 約13.5円
弱冷房除湿(6畳) 約150~300W 約4~8円
再熱除湿(高級機種に多い) 約600~800W 約600~800W

≪ポイント≫
一般家庭のエアコンでは、冷房より「弱冷房除湿」の方が電気代が安い傾向があります。ただし、「再熱除湿タイプ」は冷房より高くつくこともあるので、一度取扱説明書をチェックしておくのがおすすめです。

 
2.設定温度は「28℃+風の工夫」がGOODバランス
「28℃って暑くない?」と思いがちですが、扇風機やサーキュレーターを併用すれば、体感は大きく変わります。

●風があるだけで体感温度は2~3℃下がる
●直接体に当てるより、部屋の空気を循環させるように使うのがコツ

 
3.30分〜1時間の外出なら、エアコンは「つけっぱなし」が◎
エアコンは「つけ始め」に一番電力を使います。そのため、短時間の外出では電源を切らずに設定温度を上げて出る方が節約になることも。

◆具体例
●外出前に28℃ → 30℃に上げておく
●帰宅後に28℃に戻す
これだけで、再起動の電力ロスを防ぎつつ快適さもキープできます。

 

4.新旧エアコン、電気代の差はこんなに!
「うちのエアコン、10年以上前のだけど…」そんなご家庭ありませんか?そんな場合は買い替えで月1,000円以上の節約になる可能性大です!

◆新旧エアコンの電気代比較例(6畳・1日8時間使用・1ヶ月)

年式 消費電力(平均) 月の電気代目安
2010年製(古い) 約700W 約5,000円
2024年製(最新) 約400W 約2,800円

≪ポイント≫
新しいエアコンは「インバーター制御」で効率的な運転が可能。省エネ性能が段違いなので、買い替え費用も数年で元が取れることも。

 
5.フィルター掃除で“無駄な電気代”をカット
フィルターがホコリで詰まると、冷却効率が悪化。その結果、電気代が1.2~1.5倍にも増加することがあります。

●月1〜2回の掃除を習慣に
●掃除機で吸うだけでもOK
「フィルター掃除係」をお子さんに任せて“エコお手伝い”してもらうのもおすすめ!

 
6.日差し対策は「カーテン」「すだれ」で簡単に
外からの熱を防ぐことで、部屋の温度上昇を抑制。冷房効率が上がって、エアコンの稼働時間も減ります。

●遮熱カーテン
室温上昇を最大3℃抑える効果も。
●ベランダにすだれ
日差しの直撃を防ぎ、電気代も安く。

 
節約は“我慢”ではなく“工夫”!
家族みんなが快適に、そして家計にやさしく過ごすためには、ちょっとした知識と工夫がカギとなります。ムリに暑さを我慢するのではなく、正しく賢くエアコンを使うことが一番の節約です。今年の夏は、“がんばりすぎない節電”で、涼しく心地よい毎日を手に入れましょう!
固定費の見直しも同じです。節約の工夫をすることで、家計へのダメージを最小限に抑えることが可能です。保険の見直しや効率的な貯蓄の仕方、各家庭に合わせた家計やりくり術など、ご興味があればFPまでご相談ください。事前に対策を講じ、賢く節約しながら充実した生活を送るための準備を始めましょう!

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